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岐阜県の社会保険労務士事務所の飛騨屋社労士事務所です。
前回は従業員が定着しない理由を記事にしました。
今回は定着させるための施策を具体的に紹介したいと思います。
リテンションとは人材分野では「人材の流出を防ぎ、確保や定着をしてもらうための施策」という意味です。
リテンション自体の意味は「保持・維持」といった意味になります。
定着の為の施策が必要になってくるのは、「離職」と「人材の流動」を抑える意味合いもあります。
前回のブログでは全体の離職率を記載しましたが、新卒に限った離職率は厚生労働省の発表によりますと
となっております。学歴でも差が出ている状況です。
企業規模でも離職率に差が出ております。
規模が大きい会社ほど離職率が低くなっておりますが、これは規模が大きいほどリテンション施策が行われている結果とも言えるかもしれません。
近年話題にもなっている「ジョブ型雇用」
人材の獲得がしやすい=人材が流出しやすいとも言えます。
自社でジョブ型雇用を採用した場合は、併せて定着の為の施策を導入する事が必要と考えます。
リテンション施策を実施し、従業員の定着を進めることによって次のメリットが出てきます
離職率が下がる事によって採用コスト、教育コストの効率化が進みます。
定着率が上がる事によって業務スキルの維持、組織力が強化されていきます。
若手や既存社員のモチベーションが維持されることによって、周りのメンバーの手本になったり、巻き込み力を発揮して会社自体の雰囲気も向上します。
会社方針を共有する事によって従業員の不安を解消します。
代表的なものは次の施策です。
インフラであったり、サーベイの実施、管理職研修をすることによって環境を改善していきます。
企業でのキャリアプランの作成する事によってどう成長していけばいいかを提示します。
社内の制度や規定を整備する事によって定着率の向上、入社前の期待とのギャップを無くすという施策です。
コミュニケーションを仕組化する事によって定着率を向上させます。
人事評価制度がない場合や、形骸化した評価制度がある場合は更新が必要です
いかがだったでしょうか。リテンション施策といっても、今すぐ導入できるものから数か月かけて導入するものまで様々あります。
飛騨屋社労士事務所は皆様に合ったリテンション施策を提案致します。
いつでもお気軽にお問い合わせ下さい。